Search

すり減りがちな革靴のソール、自分で修理できる。簡単に扱えるこのセットで、革靴の寿命を延ばせた - Business Insider Japan

革靴は履き込むほど味が出て愛着が湧く。

アッパー部分は定期的な靴磨きをすればかなり長持ちする一方で、ソール(靴底)は地面と直接触れてすり減るため、どうしても交換が必要な部分になってくる。

すり減ったソールで歩き続けると疲労の原因になる上、革靴はフォーマルな場で着用する機会も多い靴だ。ソールのすり減った状態では見た目が気になる。

S__20881435

私の場合、歩き方の癖のせいか、毎回かかとの後ろがすぐにすり減ってしまう。

撮影:森亮太

ただ、ソールの交換はお店まで出しに行く手間や価格がネックだった。

自宅で手軽に靴のかかとを補修できるセット

S__20881438

サンスター技研 くつ底補修セット 税込1429円

撮影:森亮太

手軽にかかとの補修ができないものかと思っていたときに見つけたのが、サンスター技研の「くつ底補修材セット」だ。

すり減ったかかと部分に樹脂を盛って補修するための道具がセットになっている。

S__20881440

撮影:森亮太

説明書の他に補修材、ヘラ、手袋、型取りプレート、紙やすり、クリップが入っている。

必要な道具は一通り揃っているので、買ってすぐに作業できるのはありがたい。

緊張時用に一セット買っておく使い方もできそうだ。

まずは下準備

S__20881442

撮影:森亮太

下準備としてまずは布などで靴を拭いてゴミなどを取り除き、付属の紙やすりで補修する箇所を削る。

この工程は補修材を盛る場所に細かな凹凸をつけ、補修材と補修部分をしっかりとくっつけるために行うそう。

S__20881445

撮影:森亮太

やすりがけが終わったら、かかと部分に型取りプレートを取り付ける。

写真のように横から見たときに、型取りプレートをかかとの平面になっている部分に合わせて取り付けていく。

S__20881448

撮影:森亮太

型取りプレートの固定には自宅にあった養生テープを使った。

欲を言えば、型取りプレートを固定するためのテープも一巻き付属していてほしかったが、これで補修材を充填する準備は整った。

補修材を充填

414D4CC8-FA1D-4AD3-9315-D8F73B4C1D67

撮影:森亮太

下準備が終われば、いよいよ補修材を充填していく。

付属の手袋を着用して、チューブに入った補修材を補修部分に出していく。

D3604332-EE76-486D-99D5-6DC9F33BC261

撮影:森亮太

硬化するときに目減りすることはないので、型取りプレートの淵まで補修材を充填する。

3F6F1186-327D-4953-9040-B29E197F1B0A-1

撮影:森亮太

型取りプレートの淵まで補修材が入ったら付属のヘラで表面をならしていく。

7DA6DB90-C039-43FB-8CBE-76DD1436C2AD

撮影:森亮太

ヘラでならしても表面が滑らかにならないときは、靴底を上にして少し待っていると、自然にならされていく。

補修材は室温では硬化しない上、臭いが少ないので作業しやすかった

熱で固めて完成

S__20889633-1

撮影:森亮太

補修材は熱で固まり、熱湯かドライヤーが推奨されている。私は手早く済ませたかったので、熱湯を使うことにした。

補修材の厚さによって加熱時間は異なるが、今回は10ミリほど補修材を充填したので、熱湯で約5分加熱する。

S__20889607

撮影:森亮太

道具が入っていたパッケージが熱湯を注ぐ容器になっているので、これに熱湯を注ぐ。

この時に注意したいのが、パッケージの裏側にはバーコードなどが記載されているシールが貼られているので、熱でシールの接着剤が溶けて机にへばりついてしまう可能性がある点だ。

実際に私が作業した際も、接着剤の溶けたシールが机にくっついてしまった。熱湯を注ぐ際は容器の下に新聞紙などを敷いた方が良いだろう

S__20881455

撮影:森亮太

熱湯を注いだら付属のクリップでかかと部分だけがお湯につかるように固定する。

蓋の上部にクリップをつけるための凹みがあるので、そこにクリップで靴を固定する。

S__20881457

撮影:森亮太

写真のように、かかとが容器の底に付かないように固定出来れば大丈夫だ。

容器内部の出っ張り部分にかかとを載せて安定させたくなるが、そうすると出っ張り部分の形にかかとが変形したまま固まる恐れがある。あくまでもかかとはお湯にだけ触れる状態にしたい

履き心地も違和感なし

S__20889608

撮影:森亮太

今回は厚めに補修材を使ったので7分ほどお湯につけておいた。

取り出すとしっかりと固まっていて、色も黒系で元々の靴底の色と近く、違和感がないのは嬉しいポイントだ。

S__20889609

撮影:森亮太

横から見ても水平に補修材を固められた。

作業時間は片方の靴で、撮影とお湯で固める時間を含めて30分ほどだった。

熱で溶けやすいシールや、靴を容器内で固定する際の位置など、工夫を要する工程もあったが、結果としては仕事で使う革靴のかかとをすぐに補修することができた。

S__20889618

撮影:森亮太

補修した靴を外で履いてみたが、違和感なく馴染んでいると感じた。

また補修材はウレタン系の樹脂が使われているので、かかとが地面に当たった際の感覚はゴムの靴底に近く、履き心地を損なうことはなかった

費用も専門店に出すよりリーズナブルに抑えられ、自分で作業したのでより愛着が湧いてきた。

つい酷使しがちな革靴だが、摩耗しやすいかかとを手軽に補修できるセットのおかげで、この革靴もまだまだ活躍してくれそうだ。

Adblock test (Why?)



from "靴" - Google ニュース https://ift.tt/oiBrO5T
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "すり減りがちな革靴のソール、自分で修理できる。簡単に扱えるこのセットで、革靴の寿命を延ばせた - Business Insider Japan"

Post a Comment

Powered by Blogger.