南相馬市に移住して起業を目指す「起業型地域おこし協力隊」に、同市出身の靴職人安藤文也さん(35)が着任した。年内にも、同市小高区に工房「アンドウ シューメーカー」を開業。靴の木型づくりなどを進め、来年11月から手縫い靴の受注を始める。門馬和夫市長から13日、委嘱状を受け取った安藤さんは「培ってきた技術と知識を生かし、南相馬からこだわりの靴を発信していきたい」と意気込んでいる。
安藤さんは、小高工業高(現小高産業技術高)を卒業後、東京や横浜のオーダーメイド専門の靴メーカーで働き、靴づくりの基礎を身につけた。職人としての経験は7年ほどになる。同市では、2017年から隊員の募集を進めていて、安藤さんは「ふるさとの活性化に貢献したい」と応募した。
安藤さんが手掛ける手縫い靴は、中底の厚さが既製品の2倍程度あり、足になじみやすく、歩いていても疲れにくいのが特徴。1足を仕上げるのに1週間ほどかかるという。価格は紳士靴が27万円、婦人靴が8万円(いずれも税込み)で、ネットからも注文できるようにする。
協力隊の委嘱期間は25年までの3年間で、期間中は革製品の小物作りや靴磨き体験などのイベントの開催も検討している。安藤さんは「住民と交流しながら、地域を盛り上げていきたい」と話している。
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