第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が15日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのコースで行われる。前回大会で惜しくもシード権を逃した東海大をはじめ、43チームが午前9時35分にスタート。上位10チームに与えられる本大会(来年1月2、3日)の出場権を目指し、約500人がハーフマラソンを走る。今季、新監督を迎えた早大の戦いぶりに注目が集まる。
前回は1万メートルで27分台のランナー3人を擁しながら13位に終わり、3年ぶりにシード権を失った早大。名門再建を託され、今年6月に就任したOBの花田勝彦監督(51)は、スピードが持ち味の選手たちに長い距離を走り抜く「強さ」を求めた。速さに自信はあっても、距離に不安を抱える選手が多いように感じたからだ。
夏合宿前半は、新潟・妙高高原の激しいアップダウンで「しっかりと脚作り」。続く合宿地、北海道紋別市ではクロスカントリーコースで起伏を走り込み、最後は妙高で再び走り込んだ。エース井川龍人(4年)が「相当きつかった」と振り返ったのは、充実した内容だけが理由ではないようだ。
重要な練習以外のジョグなどではカーボンプレート入りの厚底靴を禁じている。好記録が出る一方で、接地時間の短さから
当初、厚底に慣れた選手たちは薄底の負荷に戸惑ったが、今では効果を実感。井川は「練習の質が上がった」、主将の鈴木創士(4年)も「今までの早稲田はスピード型の選手が多かったが、距離への耐性もできてきた」と手応えを語る。
最後に箱根を制したのは、大学駅伝「3冠」に輝いた2011年。「3番以内で通過して、これは本戦でも強いなと思われる戦いをしたい」と花田監督。起伏もあるコースとなる予選会は、たくましさを増した新生・早大を示す試金石となる。(佐野司)
from "靴" - Google ニュース https://ift.tt/3L5PNFv
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "シード失い再建中の早稲田、「厚底靴」禁止で脚作り…予選会は「3番以内で通過したい」 - 読売新聞オンライン"
Post a Comment