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カプセル到着「新しい科学、ここからスタート」「心に迫るものがあった」…責任者の津田氏 - 読売新聞

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 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから地球に届けたカプセルが8日午前、神奈川県相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の施設に到着した。搬入を見届けた運用責任者の津田雄一・プロジェクトマネージャは記者会見し、「52億キロ・メートルの往復飛行をして戻ってきた。心に迫るものがあった。新しい科学がここからスタートする」と語った。

 はやぶさ2が宇宙で分離したカプセルは6日、豪州ウーメラの砂漠地帯に着地し、現地に派遣されたチームが回収した。カプセルを入れたコンテナはチャーター機で羽田空港に空輸。コンテナを入れたトラックが8日午前10時半頃、JAXA相模原キャンパスに到着した。

 豪州で実施した簡易的な分析で、カプセルの中からガスが検出された。石などに含まれる有機物から出ている可能性がある。吉川真・ミッションマネージャは「慎重に調べていてまだ断定できないが、リュウグウ由来であることに期待したい」と話した。

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