常陸牛を飼育する県米平公共育成牧場=高萩市で(県畜産課提供) |
県は県産高級牛肉「常陸牛」のブランド力を高めるため、畜産農家の支援に乗り出す。20日に2020年度当初予算案を発表し、関連費用1億5500万円を計上。今回の予算案では、他にも「茨城ブランド」を強調した施策が目立つ。ブランド力向上により、民間調査会社の都道府県魅力度ランキングで7年連続最下位という汚名を返上できるか。 (宮尾幹成)
一九年度魅力度ランキングを巡っては、台風19号被害の最中の公表に「被災者の気持ちを考えれば甚だ遺憾」と批判した大井川和彦知事。この日の記者会見でランキング結果について問われ、「あまり気にしてもしょうがない」と受け流しつつ、「最下位脱却を政策の目的とはしないが、意識していないと言えばうそになる」と語った。
常陸牛の支援策では、畜産農家が繁殖用の雌牛を追加導入するのにかかる経費について、一頭につき四十万円を上限に二分の一を補助する。国も本年度補正予算で、繁殖和牛の追加導入に最大二四・六万円の支援策を講じており、県の制度と合わせて最大六十万円以上の補助を受けられることになる。
他に、獣医師による妊娠鑑定などのコンサルティング費、繁殖牛舎の整備費などの支援も掲げている。もうかる産業として育成することで、常陸牛の高品質化を狙う。
県産の梨「恵水」や豚肉「常陸の輝き」といった高級食材の取り扱い拡大や販路開拓を図る「いばらき農林水産物トップブランド育成事業」には、五千五百万円を計上。有名な果実専門店やレストランへの売り込みを強化し、全国的な知名度アップを目指す。
コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」の大会が昨年の「いきいき茨城ゆめ国体」で開催された実績を生かし、「eスポーツの拠点・茨城」のブランド化や、関連産業誘致を図る事業にも三千万円を盛り込んだ。企業によるイベント開催やチーム作りへの支援などに取り組む。
知事は記者会見で「高度成長期には(他県と)横並びで、自然と経済も人口も税収も増えたが、今は逆に縮んでいる。東京に近く、ある程度人口も多いという茨城県のメリットは通用しなくなっている」と指摘。「危機感を持って、今のうちにしっかりしたブランドを確立する努力をすることが重要だ」と述べた。
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February 21, 2020 at 05:35AM
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県20年度予算案 一般会計最大規模 「茨城ブランド」にこだわり 牛肉、豚肉、梨、eスポーツなど:茨城(TOKYO Web) - 東京新聞
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