
クリスマスを前に、鹿屋市大手町で靴店を経営していた市来秋美さん(90)が14日、乳児用の靴60足を同市寿8の「かのや乳児院」(躯川恒施設長)に寄贈した。
市来さんは戦後間もなく「キング堂製靴店」を開業。中心商店街で約40年にわたり親しまれてきた。65歳を迎えた際、「年金生活のスタートを商売の節目にしよう」と店をたたんだという。
乳児用の靴はメーカーなどに返却せず、倉庫に保管していたことを思い出し、市に相談したところ、いずれも型くずれや色落ちがなく、新品同様だったことから乳児院への寄贈が決まった。
サンタクロース姿で来訪した市来さんは、白い袋の中から靴を取り出し、0~3歳児の6人に手渡しでプレゼントした。足取りのおぼつかない子どもも靴を履かせてもらうと立ち上がり、歩き回ったり、市来さんに駆け寄ったりして喜んでいた。
市来さんは「子どもたちから幸せな気持ちをもらい、もっと長生きができそう」と笑顔を見せた。躯川施設長は「25年前の商品とは思えないほど状態が良く、靴を大事にしてきた市来さんの気持ちも伝わってきた。大切に使わせていただきたい」と感謝していた。
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