現地時間10月15日(日)に開催されたデンマークのクリスチャン王子の誕生日パーティー。翌日王室がインスタグラムで会場のクリスチャンスボー城に靴の落とし物があったことを告知した。王室曰く「昨日靴を忘れたのはシンデレラ?」。持ち主は連絡してほしいと呼びかけていた。
この持ち主が名乗り出たことが明らかになった。地元の雑誌『Se Og Hør』のオンライン版によると18歳の学生アンヌ・ソフィー。このパーティーにはデンマークの98の自治体から王子と同じように今年18歳になる若者たちが招待されたが、彼女も1人だった。王室がインスタグラムに投稿した靴の写真は世界中のロイヤルファンを「なんてロマンティック!」とうっとりさせたが、実はそれがアンヌの狙い。靴を落としたのは故意だったと同誌に告白している。「パーティーの終わりをシンデレラのようなおとぎ話にしようとした」「自分でもちょっと面白いと思ったし、家族や友人に相談したらやった方がいいと賛成してくれた。2度とないチャンスだから」。城で開かれるパーティーに招かれるなんて一生に一度あるかないか、というか大抵の人には訪れない機会。思い出作りのためにやったと話している。
でもこれがなかなか大変。こっそり落としてもすぐに誰かが気がついて、拾って追いかけてきたという。それでも諦めなかった彼女は「城から出るとき階段で素早く落として、誰にも止められないように走って逃げた」。
ちなみにアンヌはシングル。でも王子との恋物語を期待してやったことではないと強調している。パーティーで王子と話をするチャンスもあったけれど「混乱していて何を言ったのか覚えていない」と話している。「(靴を忘れたのは)誰かが面白いと思ってくれたらいいなと思ってやったこと。それに王室に注目を集めることにもなる」。目的は達成されたといえそう。
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