
15日午後、北海道幌加内町にある朱鞠内湖の湖畔で、クマに襲われたとみられる人の遺体の一部が見つかりました。付近では14日から釣りに訪れていた50代の男性の行方がわからなくなっていて、警察が身元の確認を進めています。
15日午後2時すぎ、北海道の幌加内町にある朱鞠内湖の湖畔で、クマの駆除にあたっていたハンターや町の職員たちが人の遺体の一部を見つけました。
現場の近くには体長が1メートル50センチほどのオスのクマ1頭がいて、ハンターが駆除しました。
警察によりますと、14日の早朝、50代の男性が釣りをするために6キロほど離れた湖畔から渡し船に乗って現場近くに下りていましたが、その後、行方がわからなくなっていました。
14日の午前10時ごろにはその付近で胴長靴をくわえたクマ1頭が目撃されたため、15日午後1時ごろ、町の職員やハンターなどが現地に向かったところ、湖のほとりで遺体の一部が見つかったということです。
警察は発見された場所や現場の状況から、男性がクマに襲われた可能性もあるとみて遺体の身元の確認を進めています。
男性が乗っていた渡し船を運航しているNPO法人「朱鞠内湖ワールドセンター」の中野信之代表は「クマの出没に関する注意喚起はホームページや口頭で行っていたが1人で行かせてしまった。対策を打つべきだった」と話していました。
クマ目撃情報 過去最多の去年のペース上回る
北海道警察本部によりますと、5月のクマの目撃件数は11日までに100件寄せられていて、ことしになってからは合わせて339件に上っています。
去年は年間の目撃件数が統計をとり始めてから最も多い2240件でしたが、ことしは去年の同じ時期と比べて40件多く、上回るペースだということです。
また、ことしに入ってクマに襲われけがをしたのは2人で、2月には函館市の山林でせんてい作業をしていた60代の男性が手や足にけがをし、先月には北海道東部の厚岸町で犬の散歩をしていた30代の女性が頭や太ももをかまれる大けがをしました。
この時期の4月から6月にかけては、山菜採りなどで山を訪れてクマと遭遇するケースが多いとしていて、警察は複数人で音を鳴らしながら行動し、クマを目撃しても絶対に近づかずに警察に通報するよう呼びかけています。
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