広島県府中市の靴メーカー「スピングルカンパニー」は、平和記念公園(広島市中区)の「原爆の子の像」などにささげられた折り鶴の紙を再生した素材でスニーカーを作った。広島サミット県民会議の認定を受け、G7広島サミット応援商品として販売している。
広島市によると、平和公園に届けられる折り鶴は年間約1000万羽で重さは約10トンにもなる。折り鶴を保管してきた市は、有効活用を図ろうと約10年前から、市民団体など希望者に提供している。近年は、以前に届いたものも含めて年間20トン近くが再生に回り、しおりなどの製品に再利用されている。
スピングルカンパニーが素材に選んだのは「折り鶴レーヨン糸」。バイオプラスチック製品などを扱う「カミーノ」(東京都)が折り鶴から再生したパルプで作った糸だ。
今回、靴のパーツとして使うのに耐えられるよう、生地メーカー「篠原テキスタイル」(広島県福山市)と協働し、繊細なレーヨン糸によりをかけて強度を増した上で、横糸に綿糸を使ってキャンバス生地を開発した。
靴の本体やゴムの靴底は白、ベロの部分は色とりどりの折り鶴の写真をプリントし、中敷きは平和を象徴する色として青を選んだ。折り鶴の再生紙で作った折り紙5枚とセットとなっている。
担当者は「シンプルなデザインに仕上げた。平和に思いをはせながら、普段から履いてもらいたい」としている。
XS~KLの7サイズあり2万900円。。直営店やオンラインショップで販売中。【関東晋慈】
from "靴" - Google ニュース https://ift.tt/HruGfl8
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "平和の折り鶴、スニーカーに再生 広島の靴メーカー、G7応援商品に - 毎日新聞"
Post a Comment