【今年の気になるシューズ】いま履いてみたい靴は？シューズ最前線を追ってみた | PEAKS - FUNQ

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3月15日発売「PEAKS 2023年4月号（No.159）」より、誌面記事の一部をご紹介します！
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年間何十足ものシューズをインプレッションしているライター・高橋庄太郎さんとのシューズカタログ撮影。
さまざまなシューズを履いてきた庄太郎さん、やっぱり多方面に及ぶシューズ知識はかなり豊富なもよう。
そこで担当編集・阿部が、ずばり！今季の気になるシューズを庄太郎さんに聞いてみた。

編集◉PEAKS編集部
文◉阿部静

もはやボーダレスになりつつあるシューズカテゴリー。いま履いてみたい靴は？シューズ最前線を追ってみた。

ふだん履いている靴と履き比べをしてみたいモデル

阿部　今年もたくさん撮影しましたね！トレッキングシューズは毎年いろいろ新作が出ているように思いますが、なにか気になったものはありました？
高橋　そうだなぁ、僕はホカみたいなクッション性のあるふわふわした履き心地の靴が好みなんだけど、改めてアルトラの「ローンピークハイカー2」（P64※）は履いてみたい。ゼロドロップ的なシューズの履き心地をひさしぶりに試してみたいというか。
阿部　私も気になってました！ローンピークでレザー素材は目新しいし、デザインもかわいい。
高橋　あとはホカの「トレイルコードGTX」（P62※）も履いてみたい。ホカのシューズにしてはけっこうがっしりしていて、ホカのミッドカットのシューズをいくつか持っているけど、履き比べてみたいなと。
阿部　そんなにホカばっかり持ってるんですか！
高橋　ホカだけじゃないけどね。仕事柄いろいろ履いているよ。そういう意味でいえば、キーンの「ネクシスエクスプローラーミッドウォータープルーフ」（P62※）も履き比べてみたい。別の企画で紹介しているけれど、これのローカットタイプで化繊、防水性のないモデルの「ネクシススピード」（P56※）という化繊のハイカットモデルも持っていて。レザー素材だとだいぶ履き心地が変わるはずだから気になるね。

キャラバンから新ブランドがスタート！

阿部　アプローチシューズはどうでした？私はスポルティバの「TX4R」（P61※）のカラーリングに惚れました。
高橋　見た目ばっかりだな（笑）。TX4の今季限定カラーだね。ザンバランやアゾロも新作だけど、ちょっと注目しているのはキャラバンが今季から始めた新ブランド「CRV」。いままでとは方向性が変わって街でも履けそうなデザインにしているみたい。「フリークライム」（P66※）は名前からしてまさにクライミング向けだけど、デザインはスタイリッシュだよね。
阿部　たしかにシュッとしてる！
高橋　トレランシューズはモントレイルの「トリニティFKT」（P67※）がおもしろそうだな。
阿部　見た目がなんというか……コガネムシみたい（笑）。
高橋　おそらく視認性を高めるためのデザインなんだろうけど、よくあるのはオレンジ系の配色で、ギラギラしたカラーをチョイスするのはなかなかめずらしいよね。あとは最近ごろっとしたデザインのトレランやスピードハイク系のシューズもあるけど、これは形状がシンプルですっきりしているから足さばきも良さそうだね。
阿部　ごろっとした靴が最近流行っているのですかね？
高橋　以前より増えているね。ごろっとしていると足さばきは良くないかもしれないけれど、クッション性はいいから、善し悪しは使い手や使うシーンによるよね。

もはやカテゴリーの境界は曖昧になってきている

高橋　トレッキングシューズも含めて〝中間のシューズ〞が多くなっているよね。いまはもう、トレランシューズは山を走るためだけにニーズがあるわけでもなくて、スピードハイクだったりトレッキング用途も増えてきた。メーカー側もそれを踏まえていろんな発想でいろんな靴を作っているからカテゴライズしづらくなっている。
阿部　なるほど。もはや4つにカテゴリー分けするのはナンセンスなのか……？
高橋　今回もそうだったけど、便宜上この4カテゴリーに分けると、やっぱりトレッキングシューズにカテゴライズされるものがもっとも多いけれど、アルパインブーツ寄りだったり、トレランシューズ寄りだったり、境界は曖昧だよね。
阿部　たしかに撮影中も感じたけどアルパインブーツかと思いきや、トレッキングシューズに区分されてたり（笑）。カタログのつくりも時代に合わせて考え直す必要がありそうですね。

※PEAKS 2023年4月号の各ページ

※この記事はPEAKS［2023年4月号 No.159］からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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