後輩の生徒たちを前に、靴磨きを実演しながら語る山岸賢治さん
靴磨き職人として3年間の修業を経て帰郷して独立し、10月に辰野町にアトリエを開業した山岸賢治さん(26)=同町宮木=が14日、母校の上伊那農業高校(南箕輪村)で1年生を対象にしたキャリアガイダンスの講師を務めた。成人式の時に買った革靴が今の仕事につながった自身の経歴に触れ「人生は人の数だけあって、ずっと勉強して成長していくこと。背筋を立たせて靴をぴかぴかにする今の自分の姿はかっこよく幸せ」と話した。
伊那市中の原出身の山岸さんは、2013年に上農高緑地創造科を卒業。卒業後に地元の製造業に就職したが1年で退職し、その後はアルバイトをしながら高校の時に始めたバンド活動を続けていた。
成人式の時に「誰よりもいい靴を履こう」と考え、5万円の高級靴を購入。その時に独学で靴磨きを勉強するようになった。
21歳でバンドは解散して途方に暮れたが、革靴や音楽が盛んな英国に渡ることを決意。見聞を広める中で靴磨きを仕事にしたいと1年後に帰国した。偶然にも人材を求めていた東京・南青山の店に就職。職人としての経験を積んできた。
山岸さんは、バンド活動をすることでさまざまな生き方があることを知り、製造業で仕事の大変さや、自分のやりたいことができないつらさに向き合えたと説明。修行することで仕事と趣味の違いを理解することができたとも振り返り「だからこそ職人として働くには圧倒的な責任と技術が必要」と続けた。
「皆さんは夢についてよく問われると思うが、分解していくと自分の欲があると思う。夢を考えるには、どんな欲望から来ているのか考えてみるといろいろな道筋が見えてくる」とアドバイス。「自分はかっこいい人間になりたい欲があった。それは自信を持ち、筋を通す人になることで、今の自分はその欲を満たしている」と語った。
先輩の話に熱心に耳を傾けていた生徒(16)は「自分もかっこいいと思えるように、自身を見詰め直したい」と話した。
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