氷見市の靴職人、釣賀愛さんが29日、台湾・高雄市の大学生にリモート授業した。市が国際交流に関する覚え書きを結ぶ国立中山大学西湾学院の「日本文化概論」の一環。魚の革を活用した靴やアクセサリー作りを紹介。木造和船をイメージした斬新なデザインの靴も披露した。「魚のまち」に住む職人のこだわり、発想力が学生の興味を引いた。
同市朝日本町で注文生産の靴工房を営む釣賀さんは靴職人を志した動機や、修業時代の生活、靴の制作工程を説明した。肥大した足や小児マヒの人に対応する配慮や工夫を紹介。「一歩でも多く快適に歩くことができるよう、足に靴を合わせる靴作りをしている」と語った。
魚の革の活用では独特の風合を生かしたサンダルなどのほか、ネコの首輪、鱗も組み合わせたアクセサリーを作っているとし「靴作りの技術を使って新しいものを作る楽しさを伝えていきたい」と話した。
氷見の伝統的な木造和船を復活させるプロジェクトに参加していることも明かした。「木造船は自然にやさしい。山と海をもっとつなげたい」と意欲を見せた。
氷見市は高雄市鼓山区と友好交流都市協定を結んでおり、同区にある中山大のリモート授業は5期目。今期は11~12月までの計5回で、釣賀さんのほか、旅館社長や菓子職人、県議が講師を務める。
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