神奈川県内で11日、過去最多の285人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。このうち119人が感染経路不明。川崎市の男性2人の死亡も判明した。県や、横浜など6市の保健当局が発表した。
川崎市によると、死亡したのは60代と80代の男性。市内の病院に入院していて、10日に死亡した。また、小学生から90代までの男女56人の感染を発表。5日に男子生徒の陽性が判明した宮前区の市立中学校で新たに同級生6人の感染が分かり、クラスター(感染者集団)と認定した。濃厚接触者を特定したとして休校はしないという。
クラスターが発生している川崎区の特別養護老人ホームで女性入居者2人の陽性が判明し、感染者は計14人に。同じくクラスターの出た中原区の有料老人ホームで20代女性介護士の陽性が分かり、感染者は計6人になった。
横浜市は過去最多の158人を発表した。市内の障害者入所施設で入居者ら12人、介護老人保健施設で入所者6人、コーラスサークルで1人の陽性が判明。それぞれ感染者が計14人、10人、5人となりクラスターと認定した。
県も過去最多の38人を発表した。神奈川大湘南ひらつかキャンパス(平塚市)の学生5人が感染。感染者は計9人となり、クラスターと認定した。東海大湘南キャンパス(同)でも13人の感染が新たに分かり、一連の感染者は計48人になった。
相模原市は6人の感染を発表した。うち40代女性は国立病院機構相模原病院(南区)の職員。感染が判明していた職員と患者計4人と感染経路につながりがあるとし、クラスター認定した。同病院では別の感染経路の6人のクラスターも発生している。感染者がいる病棟の入退院は停止しているが、外来診療に影響はないという。
藤沢市は13人の感染を発表した。うち5人は同居家族で、既に別の家族の感染が確認されている。クラスターが発生したサービス付き高齢者向け住宅に関連する感染者が2人判明し、計39人となった。
横須賀市は10人の感染を発表した。10代の男子中学生は家族の感染が分かり検査した。通学する市立中学は15日まで臨時休校する。50代の女性看護師は市立市民病院の感染症病棟で勤務する。
茅ケ崎市は4人の感染を発表した。70代の無職女性と30代の女性会社員はそれぞれ同居家族、会食した友人の感染が先に判明。検査でいったん陰性となった後に発症し、感染が確認された。
関連キーワード
からの記事と詳細
https://ift.tt/3gDEBJY
日本
Bagikan Berita Ini
0 Response to "<新型コロナ>神奈川で過去最多の285人感染 横浜市でクラスター3件 藤沢市で家族5人感染 - 東京新聞"
Post a Comment