
中国が牛肉の輸入を拡大しそうだ。食肉加工世界第2位のブラジルのマルフリグ・グローバル・フーズは、中国の牛肉需要は2022年にかけても増加傾向が続くとの見方を公表した。中国の牛肉需要はアフリカ豚熱(ASF)の感染拡大を機に増加し始めた。
中国の養豚業はASFによる打撃から再建が急速に進んでおり、世界の市場関係者は食肉輸入の増加傾向が今後も続くか注目している。マルフリグは地方の人口が都市に流れ、食の欧米化が進むため、中国の牛肉需要は22年以降も増加する可能性が大きいとみる。
マルフリグのミゲル・グラルテ最高経営責任者(CEO)は「中国で1人当たりの消費量が100グラム増えれば輸入量は2000トン増加する。中国の1人当たりの豚肉消費量は年間47キログラムに対し、牛肉は5キログラムにすぎない。また、国民の所得上昇に伴い牛肉需要の増加は続く。牛肉に需要拡大の余地があるのは明白だ」と語った。
直近のデータから、中国養豚業の飼育頭数は急速に回復しているものの、豚肉供給量は来年も引き続き減少が予想される。他方、南米産牛肉は輸出量の70%以上、ブラジル産牛肉は約60%が中国向けで、引き続き中国が南米の最大の輸出先となるとみられる。
中国への売り上げ増加が好感されマルフリグの株価は、ブラジル株の指標であるボベスパ指数が年初から12%下落する中、47%上昇した。
ブラジル政府資料によると、9月にドル建ての牛肉平均価格が年初来初めて前年の価格を下回り、同国の牛肉輸出量は同月伸び悩んだ。だがグラルテ氏は「新興国は、通貨安を追い風に生産量の大きな割合を輸出に振り向ける。ブラジルは危機的状況の経済と、これまで食料品の消費を支えてきた政府の失業者向け緊急補助金の支給が年末に終了することから国内需要は縮小傾向にある。だが、食肉加工業者は堅調な輸出を追い風にこの落ち込みを埋め合わせるだろう」と強気の見方を示した。(ブルームバーグ Tatiana Freitas、Isis Almeida)
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November 17, 2020 at 09:07AM
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中国の牛肉需要は拡大続く ブラジル加工大手「食の欧米化が進展」 - SankeiBiz
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